A-20 大阪市における光化学オキシダント濃度
1. はじめに
大阪市は大阪平野のほぼ中央に位置し、東は生駒山系の山が南北に連なり、西は大阪湾に
面している。大気汚染物質の発生源としては、比較的大規模な工場は西部臨発生状況が顕著な増加傾向にあり、100ppb 以上の発生状況はあま
り明確な変動を示していない。摂陽中学校局で発生頻度が最も高い。
Ox 濃度の季節的な特徴 (図 6,図 7)
・ 5 月頃に最高、11~12 月に最小となり、9 月にショルダーピークを示している。PO 濃度
([Ox]+[NO2]-[NOx])の季節変化を見ると、4~5 月と 10 月に極大(春に最大)
となる 2 山形の変動であることがわかる。PO 濃度の局間の濃度差はすべての月において
3ppb 以内であった。
・ 60ppb 以上の出現率は、春~秋口(4~10 月)に高く、冬季にはほぼ 0 となった。しかし
ながら、120ppb 以上の高濃度は 8 月を中心とした夏季に集中して出現し、10~5 月には
ほとんど観測されないことがわかる。
Ox 濃度年度別平均値と平年値(1990~2004)との偏差の状況 (図 ,図 )
全体的には増加傾向であるが、期間後半はほぼ横ばいで推移している。淀川区役所局では
2004 年度に大きく減少した。
Ox 濃度ランク別時間数経年変化の状況 (図 5a~図 5g)
0~19ppb の出現率は近年減少傾向、120ppb 以上の出現率は明確な変化が見られない。そ
の他の濃度ランクの出現率は増加傾向である。局間で比較すると、摂陽中学校において高濃
度の出現率が高い。淀川区役所局では 2004 年度に、0~19ppb の出現時間が急増し、その他
の濃度ランクの出現時間が急減した。
- 2 - NOx、SPM 濃度の季節的な特徴 (図 8,図 9)
・ NOx は 8 月に最も低濃度となり、11~2 月に最も高濃度となる(1 月は平均風速が大き
くなるため極小となる)。高濃度時期には早朝のピークおよび夜間に NOx が非常に高濃
度となる傾向がある(図示していない)。NO2 濃度も同様であるが、11
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